オートヒーターの掃除の仕方
前回書きました勉強会での実演で、オートヒーターの掃除の仕方の質問が多かったので、今日はオートヒーターの掃除の仕方「カーボン(すす)の取り方」です。
オートヒーター内のカーボンは、1年に1度は取り除く事をお勧めしています。(使用によっては2回がベストですす)時期としては、オートヒーターを使用する前の準備期間です。(使用を始める1カ月前には、点検なども行っておく事をお勧めします)
①オートヒーターの電源が入っていない事を確認してください。
②オートヒーター掃除口の蓋を開けます。
③蓋を開けるとパイプが何本かあります。このパイプは真っすぐヒーターの反対側まで続いています。
このパイプにカーボン(すす)がたまっていますのでこれを取り除きます。
掃除棒
代用の棒
④掃除棒を用意します。(掃除棒がない場合は、掃除棒位の大きさのパイプ等をご用意ください。長さはオートヒーターの横の長さより長い物で、先には布を針金等で取れないようにしっかりと留めてください。)
⑤穴の中に掃除棒もしくは作った棒を入れてカーボン(すす)をかき落としてください。手前にカーボンを落とす事と奥へ落とす事ができます。
注意1:強くこすると、管内のアルマー加工(メッキ)が剥げてしまいますので、あまり強くこすらない
ようにしてください。アルマー加工は、管内を錆びにくくする為に行っております。
奥に落としたカーボンはバーナー口に落ちてきますので、バーナーの蓋を開けて、取り除いてください。
注意2:管の手前の箱の中に落としたカーボンと奥に落としたカーボンは必ず取り除いてください。カーボンが溜り油がしみこむと引火の原因になります。
もう、寒くなってボイラーを焚いている方は多いと思います。シーズンが終わりましたら、ぜひ参考に
おこなってみてくださいね。またその時は、必ず電源が切れている事を確認してから行ってくださいね。